目薬3年生の地味な抵抗
タカナの緑内障の目薬をはじめて
2年と4ヶ月が過ぎました。
今年は目薬3年生です
手術した右目には何もしていませんが
緑内障はまだ発症していないものの
その恐れがある左目には
予防のために
1日3回の目薬が欠かせません。
さて3年生ともなってくると
タカナも密かに抵抗を覚えてきたようです。
目薬を持って呼んでも来ないという
地味な抵抗です。
たとえ来たとしても
その後に「シィット(オスワリ)」と言っても
座らずに
体を掻き始める始末
でも目薬を持たずにオヤツだけ持って呼ぶと
来たりします。
テキパキとシィットもできます。
冷蔵から目薬を出す音を聞いているようで
もう完全に分かっているようですね。
犬の行動学によると
犬は人間の行動パターンを読み取るのが得意だそうです。
たとえば飼い主さんが出かける前に
鍵を持ったり
上着を着たりすると
お出かけを察知して
ソワソワしたりしますよね。
飼い主さんのお出かけ前に
オヤツをもらうのが習慣になっている子は
喜んで駆け回ることもあるはず。
これは飼い主さんの行動を
じ〜っと観察しているからだとか。
きっと視角だけでなく
聴覚や嗅覚などもフル活用して
察知しているのでしょうね。
だから行動パターンを
犬に読み取られないように行動することが必要になってきます。
私が実践しているのは
点眼する場所を変えてみることです
いつも冷蔵庫から出してきた
目薬とご褒美のオヤツを
リビングのテーブルの上に置いて
タカナを呼ぶのですが
これだと目薬だと分かってしまいます。
そこで、ときどきキッチンのところでタカナを呼びます。
冷蔵庫の前は
取り出したオヤツを
無条件によくもらえる場所なので
飛んでくることが多いです。
呼んできたらごほうびをあげて
そのまま座らせて目薬です。
このとき目薬を持つ手に
オヤツも持っていると
より効果的です。
ただし、これも毎回だとワンコに読み取られるので
場所をいろいろ変えると良いはず。
やむえず同じ場所で目薬を行うときも
通常目薬を持つ手に
目薬と一緒にオヤツも持ち
それを見せ付けるようにして呼んでみてください。
目薬はされるのは嫌だけど・・・
それよりオヤツが欲しいという
食いしん坊のワンコには効果的です。
もしみなさんもワンコが呼んでも来なくなったら
チャレンジしてみてください。
目薬だけでなく、
シャンプーやブラッシングなどでワンコを呼び寄せたいときにも応用できますよ。
緑内障を振り返ってみて・・・2
昨日からの続きを書かせていただきます。
2013年5月下旬 当時7歳
右目の三度目の手術のあと
ようやく眼圧のコントロールに成功
ただし、依然として右目から涙が出て
術後しばらくしてからも目を痛そうにしている様子。
先生に相談すると
「眼圧はコントロールできている。
あまり気にしないように」
と言われました。
2013年6月初旬 当時7歳
先生の言葉どおり
あまり気にしようにしていたのですが
やっぱり痛がっている様子。
当初、先生に相談したときには
「目ではないのでは? 精神的なものでは??」などと言われ
総合ビタミン剤を処方されました。
でもやっぱり気になって
自分なりにリサーチしていたところ
涙が出るのは
角膜炎の疑いがあることを知り先生に相談。
そうかもしれないということで
角膜の傷をチェックしてもらったのの
傷は確認できず。
とりあえず角膜炎の点眼「パピテイン」を使って治療を開始。
2013年6月初旬 当時7歳
パピテインの点眼の効果は感じられず
相変わらずの涙。
そして痛そうにしている様子。
ある日、目をのぞき込むと目が赤く、
下のほうに何かたまっているような印象でした。
病院に電話して症状を伝えたところ
「眼内出血」だと判明。
とりあえず、これ以上出血を起こさないために
目をぶつけないこと、
そして激しい運動を避けること。
とにかく安静にと言われました。
治るには数週間かかるとのことでした。
2013年7月下旬 当時7歳
眼内出血が良くなる気配なし
いろいろ調べたところ
眼内出血は「ぶどう膜炎」という病気のときに
生じることが判明。
先生にぶどう膜炎ではないかと確認したら
そうかもしれないということで
ぶどう膜炎の治療が始まりました。
ステロイドの点眼とステロイドの内服。
当時はそんなに赤いと思っていなかったタカナの目。
でもこうして振り返ってみると
ものすごく赤かったことが分かります
このぶどう膜炎はおそらく3度目の手術で
強めのレーザーをかけたことが原因かと。
私の個人的な推測ですが
術後涙が出ていたのは
すでにぶどう膜炎が生じていたからではないでしょうか。
手術のあとには
炎症を押さえるために
ステロイドの内服を2週間ほど飲みます。
おそらくそれが終わったから
抑えられつつあったぶどう膜炎が発症したのだと。
2013年8月〜11月 当時8歳
ステロイドの内服の効果があり
いったんぶどう膜炎が快方へ。
ただステロイドの内服の副作用で呼吸が荒くなって
見ていられなかったことや
皮下注射なら2週間ぶんを一度に摂取できるメリットを知り
注射に変更。
今思うとこれがよくなかったかも
その結果、ぶどう膜炎を長引かせることに(術後からだと5ヶ月)。
眼球摘出にしておけば
タカナをこんなに苦しめないで済んだのに・・・
という後悔の気持ちでいっぱいでした。
2013年11月 当時8歳
ステロイドを注射から内服に戻して治療をスタートしたところ
みるみる赤みが減少。
ずっと悩まされていた涙も減ってきました。
ステロイドの長期内服が心配でしたが
先生に「一生飲み続けても心配ない量」だと言われ
念押しのために
もう少し続けることに。
2013年12月中旬 当時8歳
ぶどう膜炎終息
ステロイドの内服をやめても
もう炎症を起こすこともなく
ようやくぶどう膜炎が完治しました。
2014年8月 当時9歳
ぶどう膜炎の完治とともに
涙が出ることもなくなったのですが、
目がだんだん小さくなっていきました。
今の右目の状態が「眼球ろう」という状態のようです。
ちなみにタカナの場合は
手術が3度になってしまったので
目が想定より小さくなってしまったのですが
本来ならもう少し大きな状態で
キープできたかもしれないみたいなことを言われました。
ただ私としてはタカナの目が小さくなっても
タカナが痛みから解放されたことが本当にうれしかったです。
犬が緑内障になり
眼圧がコントロールできなくなったときの外科治療の方法は
私の知っている限りでは3つです。
1:眼球摘出をして縫合する
2:眼球摘出をして義眼を入れる
3:眼球温存のために、レーザー照射などで房水を作る細胞を焼く
どの方法が良いか。
私には未だその答えがわかりません。
義眼にしても
その後に炎症を起こすことがあるとも聞いたので
早く痛みから解放してあげられるのは
1の方法かもしれません。
それぞれのメリット・デメリットをよく理解したうえで
決めることが大切だと思います。
あとは獣医師さんだけに治療を任せないことも大切だと思います。
犬はしゃべれませんから
その代弁者である
飼い主が症状を事細かに伝える必要があります。
それが適切な診断、そして治療につながると思っています。
あとは疑問に思ったら自分で調べることも大切だと思います。
人間の病院のように
内科、消化器内科、眼科などと分かれていない動物病院では
獣医師さんはたくさんの症状を診なくてはなりません。
獣医師さんを信頼していないわけではありませんが
自分も治療に参加する気持ちで臨むことも
病気の早期完治につながるのではないかと感じています。
このブログが少しでもそのお役に立てば幸いです
なんだか最後みたいな文章になってしまいましたが
左目の緑内障予防に関して
これからもブログを書いていきますので
ぜひご訪問くださいね
2013年5月下旬 当時7歳
右目の三度目の手術のあと
ようやく眼圧のコントロールに成功
ただし、依然として右目から涙が出て
術後しばらくしてからも目を痛そうにしている様子。
先生に相談すると
「眼圧はコントロールできている。
あまり気にしないように」
と言われました。
2013年6月初旬 当時7歳
先生の言葉どおり
あまり気にしようにしていたのですが
やっぱり痛がっている様子。
当初、先生に相談したときには
「目ではないのでは? 精神的なものでは??」などと言われ
総合ビタミン剤を処方されました。
でもやっぱり気になって
自分なりにリサーチしていたところ
涙が出るのは
角膜炎の疑いがあることを知り先生に相談。
そうかもしれないということで
角膜の傷をチェックしてもらったのの
傷は確認できず。
とりあえず角膜炎の点眼「パピテイン」を使って治療を開始。
2013年6月初旬 当時7歳
パピテインの点眼の効果は感じられず
相変わらずの涙。
そして痛そうにしている様子。
ある日、目をのぞき込むと目が赤く、
下のほうに何かたまっているような印象でした。
病院に電話して症状を伝えたところ
「眼内出血」だと判明。
とりあえず、これ以上出血を起こさないために
目をぶつけないこと、
そして激しい運動を避けること。
とにかく安静にと言われました。
治るには数週間かかるとのことでした。
2013年7月下旬 当時7歳
眼内出血が良くなる気配なし
いろいろ調べたところ
眼内出血は「ぶどう膜炎」という病気のときに
生じることが判明。
先生にぶどう膜炎ではないかと確認したら
そうかもしれないということで
ぶどう膜炎の治療が始まりました。
ステロイドの点眼とステロイドの内服。
当時はそんなに赤いと思っていなかったタカナの目。
でもこうして振り返ってみると
ものすごく赤かったことが分かります
このぶどう膜炎はおそらく3度目の手術で
強めのレーザーをかけたことが原因かと。
私の個人的な推測ですが
術後涙が出ていたのは
すでにぶどう膜炎が生じていたからではないでしょうか。
手術のあとには
炎症を押さえるために
ステロイドの内服を2週間ほど飲みます。
おそらくそれが終わったから
抑えられつつあったぶどう膜炎が発症したのだと。
2013年8月〜11月 当時8歳
ステロイドの内服の効果があり
いったんぶどう膜炎が快方へ。
ただステロイドの内服の副作用で呼吸が荒くなって
見ていられなかったことや
皮下注射なら2週間ぶんを一度に摂取できるメリットを知り
注射に変更。
今思うとこれがよくなかったかも
その結果、ぶどう膜炎を長引かせることに(術後からだと5ヶ月)。
眼球摘出にしておけば
タカナをこんなに苦しめないで済んだのに・・・
という後悔の気持ちでいっぱいでした。
2013年11月 当時8歳
ステロイドを注射から内服に戻して治療をスタートしたところ
みるみる赤みが減少。
ずっと悩まされていた涙も減ってきました。
ステロイドの長期内服が心配でしたが
先生に「一生飲み続けても心配ない量」だと言われ
念押しのために
もう少し続けることに。
2013年12月中旬 当時8歳
ぶどう膜炎終息
ステロイドの内服をやめても
もう炎症を起こすこともなく
ようやくぶどう膜炎が完治しました。
2014年8月 当時9歳
ぶどう膜炎の完治とともに
涙が出ることもなくなったのですが、
目がだんだん小さくなっていきました。
今の右目の状態が「眼球ろう」という状態のようです。
ちなみにタカナの場合は
手術が3度になってしまったので
目が想定より小さくなってしまったのですが
本来ならもう少し大きな状態で
キープできたかもしれないみたいなことを言われました。
ただ私としてはタカナの目が小さくなっても
タカナが痛みから解放されたことが本当にうれしかったです。
犬が緑内障になり
眼圧がコントロールできなくなったときの外科治療の方法は
私の知っている限りでは3つです。
1:眼球摘出をして縫合する
2:眼球摘出をして義眼を入れる
3:眼球温存のために、レーザー照射などで房水を作る細胞を焼く
どの方法が良いか。
私には未だその答えがわかりません。
義眼にしても
その後に炎症を起こすことがあるとも聞いたので
早く痛みから解放してあげられるのは
1の方法かもしれません。
それぞれのメリット・デメリットをよく理解したうえで
決めることが大切だと思います。
あとは獣医師さんだけに治療を任せないことも大切だと思います。
犬はしゃべれませんから
その代弁者である
飼い主が症状を事細かに伝える必要があります。
それが適切な診断、そして治療につながると思っています。
あとは疑問に思ったら自分で調べることも大切だと思います。
人間の病院のように
内科、消化器内科、眼科などと分かれていない動物病院では
獣医師さんはたくさんの症状を診なくてはなりません。
獣医師さんを信頼していないわけではありませんが
自分も治療に参加する気持ちで臨むことも
病気の早期完治につながるのではないかと感じています。
このブログが少しでもそのお役に立てば幸いです
なんだか最後みたいな文章になってしまいましたが
左目の緑内障予防に関して
これからもブログを書いていきますので
ぜひご訪問くださいね