レーザー手術後は「ぶどう膜炎」にご用心
以前もお伝えしましたように
タカナの右目は緑内障の症状を抑えるために
レーザー手術を3度受けています。
度重なる手術でやはり右目はダメージを受けているようで
「ぶどう膜炎」になったようです。
先日、角膜炎が疑われ
「レーザー手術を受けているから目が傷つきやすいんでしょうか?
全般的にトラブルを起こしやすいんでしょうか?」
と先生に聞いたときに
「そんなことはない」と
言われたような気がしたのですが・・・
そして、そうブログにも書いてしまったのですが・・・
間違いだったようです
申し訳ありません
レーザー手術を検討されているワンコの飼い主さま、
術後は「ぶどう膜炎」などの目の病気に十分ご注意くださいませ。
ぶどう膜炎から緑内障になることもあるようですので
緑内障でないワンコの飼い主さんも
症状が疑われる場合はすぐに病院を受診してくださいね。
飼い主さんがワンコの「ぶどう膜炎」に気付くきっかけになるかもしれませんので
ぶどう膜炎と思われる症状の始まりと
先週1週間のタカナの目の様子をお伝えしたいと思います。
(先ほどアップしたブログと話が前後してスミマセン)
5月末ごろ 目をつぶるようになる
5月1日に三度目となるレーザー手術を受けたのち
3週間ほど経って傷が癒えたかなと思うころ
エリカラをはずす。
その直後あたりから目をつぶるように。
“目をつぶる=痛みがある”というのはよく言われていることなので
気になって先生に相談するも
「あまり神経質にならず」と言われる。
6月19日(水) 角膜炎の疑いが浮上
いっこうに良くならない右目に不安を感じ
自分なりにいろいろと勉強。
そんなある日、涙がたくさん出て、とにかく痛そうなので緊急診察へ。
先生に「角膜炎では?」と尋ねたところ
角膜炎の疑いがあるということで治療をスタート。
角膜保護の「パピテイン」という目薬で様子をみる。
6月25日(火) 目の色が青とピンクのマーブル模様に
「パピテイン」の効果はあまり感じられないものの、
少し様子をみることに。
ただ、ある日少し長めの外出から帰宅後(タカナは留守番)に
タカナの目を覗くと
角膜の透明感が失われ
絵の具で塗ったようなピンクと青のマーブル模様になっていることが発覚。
すぐに病院へ電話
「ぶどう膜炎では?」と尋ねたところ
その可能性があるとのこと。
術後に使った手持ちのステロイド系目薬「サンテゾーン」を試しに使うと
角膜の透明度が増して
痛みが和らいでいる印象があると先生に伝えると
目に傷がある場合はステロイドを使うと
傷の治りが遅くなるから良くないけれど、
もしぶどう膜炎ならステロイドが効くはずだから
パピテインもサンテゾーンも併用してみましょうということに。
このとき目の上のほうに
白いヒビのような線のようなものを確認。
あとで先生に確認したところレーザー手術によってついた傷だとか。
本来は見えづらくなるけれど
目の透明度が失われたせいで浮き上がってきたそう。
6月26日(水) ステロイドが効いて角膜の透明感は戻り始める
ステロイド系の目薬を使ってもよいと言われたものの、
角膜に傷があったらと思うと怖くて
朝晩の2回しかできずにいる。
でもステロイドを使うと確実に角膜の透明感がアップし
効果があることを実感。
ただそのいっぽうで
目の中央だけが白っぽいような青っぽいような色になっているのを確認。
ネットでいろいろ調べると「角膜潰瘍」というものに似ていて不安になったけれど
どうやら違ったよう。
こちらも後で先生に確認したところ
手術のときに目の中央だけはレーザーを当てていないから傷がなく、
そこが白っぽく見えた可能性があるとのこと。
6月29日(土) ぶつけていないのに再び眼内出血
どこにもぶつけた様子がないのに
再び眼内出血が発生。
少し動くだけで目が真っ赤に。
安静時の目の色がまさに「ぶどう色」に。
6月30日(日) 目をぶつけて悲鳴を上げる
オモチャで遊んでいる途中に
勢いあまって私の太ももに目を接触。
それほど強い衝撃でなかったにもかかわらず
「キャン」と悲鳴を上げる。
このときに相当痛みがあるのだと確信。
ぶつけたあとも痛そうにしていたので
早く痛みをとってあげたいという思いで
ステロイドを1日3回へ。
7月1日(月) ステイロイドの効果か炎症がやや和らぐ
ステロイドの点眼回数を増やしたおかげか
炎症がやや収まった印象。
散歩の後などは目が真っ赤になるけれど
安静時はやや黒っぽくなる。
というのが一連の流れです。
不安もありますが
炎症をいち早く収めるにはやはりステロイドがマストなのでしょうね。
ちなみに眼内出血だけでは痛みはないそうですから
●どこにもぶつけていないのに眼内出血が起きた
●痛がって目をつぶる
という2つの症状が重なったら「ぶどう膜炎」の可能性が高いかもしれません。
タカナの右目は緑内障の症状を抑えるために
レーザー手術を3度受けています。
度重なる手術でやはり右目はダメージを受けているようで
「ぶどう膜炎」になったようです。
先日、角膜炎が疑われ
「レーザー手術を受けているから目が傷つきやすいんでしょうか?
全般的にトラブルを起こしやすいんでしょうか?」
と先生に聞いたときに
「そんなことはない」と
言われたような気がしたのですが・・・
そして、そうブログにも書いてしまったのですが・・・
間違いだったようです
申し訳ありません
レーザー手術を検討されているワンコの飼い主さま、
術後は「ぶどう膜炎」などの目の病気に十分ご注意くださいませ。
ぶどう膜炎から緑内障になることもあるようですので
緑内障でないワンコの飼い主さんも
症状が疑われる場合はすぐに病院を受診してくださいね。
飼い主さんがワンコの「ぶどう膜炎」に気付くきっかけになるかもしれませんので
ぶどう膜炎と思われる症状の始まりと
先週1週間のタカナの目の様子をお伝えしたいと思います。
(先ほどアップしたブログと話が前後してスミマセン)
5月末ごろ 目をつぶるようになる
5月1日に三度目となるレーザー手術を受けたのち
3週間ほど経って傷が癒えたかなと思うころ
エリカラをはずす。
その直後あたりから目をつぶるように。
“目をつぶる=痛みがある”というのはよく言われていることなので
気になって先生に相談するも
「あまり神経質にならず」と言われる。
6月19日(水) 角膜炎の疑いが浮上
いっこうに良くならない右目に不安を感じ
自分なりにいろいろと勉強。
そんなある日、涙がたくさん出て、とにかく痛そうなので緊急診察へ。
先生に「角膜炎では?」と尋ねたところ
角膜炎の疑いがあるということで治療をスタート。
角膜保護の「パピテイン」という目薬で様子をみる。
6月25日(火) 目の色が青とピンクのマーブル模様に
「パピテイン」の効果はあまり感じられないものの、
少し様子をみることに。
ただ、ある日少し長めの外出から帰宅後(タカナは留守番)に
タカナの目を覗くと
角膜の透明感が失われ
絵の具で塗ったようなピンクと青のマーブル模様になっていることが発覚。
すぐに病院へ電話
「ぶどう膜炎では?」と尋ねたところ
その可能性があるとのこと。
術後に使った手持ちのステロイド系目薬「サンテゾーン」を試しに使うと
角膜の透明度が増して
痛みが和らいでいる印象があると先生に伝えると
目に傷がある場合はステロイドを使うと
傷の治りが遅くなるから良くないけれど、
もしぶどう膜炎ならステロイドが効くはずだから
パピテインもサンテゾーンも併用してみましょうということに。
このとき目の上のほうに
白いヒビのような線のようなものを確認。
あとで先生に確認したところレーザー手術によってついた傷だとか。
本来は見えづらくなるけれど
目の透明度が失われたせいで浮き上がってきたそう。
6月26日(水) ステロイドが効いて角膜の透明感は戻り始める
ステロイド系の目薬を使ってもよいと言われたものの、
角膜に傷があったらと思うと怖くて
朝晩の2回しかできずにいる。
でもステロイドを使うと確実に角膜の透明感がアップし
効果があることを実感。
ただそのいっぽうで
目の中央だけが白っぽいような青っぽいような色になっているのを確認。
ネットでいろいろ調べると「角膜潰瘍」というものに似ていて不安になったけれど
どうやら違ったよう。
こちらも後で先生に確認したところ
手術のときに目の中央だけはレーザーを当てていないから傷がなく、
そこが白っぽく見えた可能性があるとのこと。
6月29日(土) ぶつけていないのに再び眼内出血
どこにもぶつけた様子がないのに
再び眼内出血が発生。
少し動くだけで目が真っ赤に。
安静時の目の色がまさに「ぶどう色」に。
6月30日(日) 目をぶつけて悲鳴を上げる
オモチャで遊んでいる途中に
勢いあまって私の太ももに目を接触。
それほど強い衝撃でなかったにもかかわらず
「キャン」と悲鳴を上げる。
このときに相当痛みがあるのだと確信。
ぶつけたあとも痛そうにしていたので
早く痛みをとってあげたいという思いで
ステロイドを1日3回へ。
7月1日(月) ステイロイドの効果か炎症がやや和らぐ
ステロイドの点眼回数を増やしたおかげか
炎症がやや収まった印象。
散歩の後などは目が真っ赤になるけれど
安静時はやや黒っぽくなる。
というのが一連の流れです。
不安もありますが
炎症をいち早く収めるにはやはりステロイドがマストなのでしょうね。
ちなみに眼内出血だけでは痛みはないそうですから
●どこにもぶつけていないのに眼内出血が起きた
●痛がって目をつぶる
という2つの症状が重なったら「ぶどう膜炎」の可能性が高いかもしれません。
やっぱり「ぶどう膜炎」でした!
昨日はタカナの目の診察の日でした。
角膜炎が疑われていたタカナの右目は
「ぶどう膜炎」だと判明。
写真でも右目がやや赤っぽく
ぶどうの皮のような色になっているのがわかるかと思います。
「ぶどう膜炎」の治療では
ステロイドの点眼を使います。
もし角膜に傷があった場合にステロイドの目薬を使うと
傷の治りを遅らせるようなので
角膜に傷がついていないかを確認しました。
前回大きな傷がないことはわかっているので
小さな傷がないかとうかを確認する必要がありました。
附箋みたいなのを目に入れる検査は
タカナが暴れそうなので
目に傷があると色が変わる薬液を目薬のボトルに入れて
点眼するみたいにして行う検査を
ご提案いただき
なんとか成功
結果、角膜に傷はなし
前回の診察のときから
もともと傷なんてなかったのか、
それともパピテインという点眼をしていたおかげで傷がなくなったのか
今となっては不明です
でももともと「角膜炎」ではなく「ぶどう膜炎」だったのかもしれません。
ぶどう膜って何?って方も多いと思います。
虹彩、毛様体、脈絡膜のことを
「ぶどう膜」と呼び、
そこに炎症が起きることを「ぶどう膜炎」と言うようです。
詳しくは以下を参考に。
※参考文献:『くわしい犬の病気大図典』(誠文堂新光社)
タカナの右目に現れていた症状は
●羞明(目をつぶること)
●角膜混濁(目が濁ること)
●結膜充血(目の白い部分が赤くなる。タカナは少しでしたが)でした。
●眼内出血
角膜炎の症状と似ているかもしれませんが、
おそらく大きな違いは
「眼内出血」が起きているかどうかだと思います。
タカナの右目に眼内出血が起きたのは
もう1ヶ月前のこと。
「おそらくどこかに目をぶつけたんでしょう」と先生に言われて
まったく心あたりがありませんでしたが
留守番のときや眠っているときまで
タカナの行動を把握しているわけではないので
ぶつけたかどうか自信がなく
ぶけたんだろうと言われれば
そうだろうと思うしかなかったのです。
でも、これが間違いだったようです
どこにぶつけたわけでもないのに
愛犬の目に眼内出血が起きたら
「ぶどう膜炎」を疑ったほうが良いかもしれません。
前回の診察のときに
私が素人のぶんざいで「角膜炎かも」とかゴチャゴチャ言ってしまったのも良くなかったかも
というわけで
昨日からさっそく「ぶどう膜炎」の治療がスタートしました。
治療その1 目薬
「ステロップ」というステロイド系の目薬が処方されました。
1日3回の点眼となります。
昨日の診察まで使っていて、
おそらくタカナの効いていたであろう
手持ちのステロイド系の目薬「サンテゾーン」よりも
目の内側まで入っていて
炎症を抑える効果があるそうです。
乳白色のサラッとした液体は
まるで“水溶き片栗粉”のようです
治療その2 内服薬
4種類の内服薬が処方されました。
【写真右上】アドナ(止血剤):目の中の毛細血管を丈夫にして新たな出血を防ぐ薬。こちらは前から飲んでいるので継続です。
【写真左上】パセトシン(抗生物質):ネットで調べたら“細菌の細胞壁を破壊して、細菌を死滅させるはたらきのあるペニシリン系抗生物質のひとつ”という記述がありました。
【写真左下】プレドニゾロン(ステロイド):炎症を抑える薬
【写真右下】ウルソ100(利胆剤):ステロイド投与による肝臓などへの負担を和らげる働きがあるそうです。
なんと4種類も処方されたうえに
ステロイドが史上初の1回2錠(朝晩ではなく、夜に1回2錠でないとダメ)という恐ろしさ
体に負担のかかるステロイドの内服は
やや怖いですが
効果がある薬であることは間違いないし
正しい使い方ならとても良い薬であることも分かっているので
受け入れることにしました。
昨日から始めた点眼「ステロップ」と4種類の内服のせいでしょうか。
今日は目がとてもクリアで、
目をつぶことも少ないタカナです。
ついに痛みにサヨナラですかね