緑内障の救急処置「点滴」とは?
今日は蒸し暑いですね。
こんな日は窓を開放して風通しをよくしたいところですが
外で物音がするたびに
ビビリなタカナが
ウォフッウォフッと、
咳をするみたいに吠えるので
あまり開けられないでいます
暑い
そんな飼い主の気持ちも知らん顔で
くつろいでいるタカナです。
さて今日は「点滴治療」について書きたいと思います。
みなさんもご存知のとおり
緑内障で高眼圧が続くと
目の神経が圧迫され、
視力を失ってしまいます。
これを防ぐために取り入れたいのが点滴治療です。
点滴治療は急速に眼圧を下げたいときに有効と言われ、
いわば緑内障の救急処置です。
なぜ点滴に即効性があるのでしょう。
内服薬は、食道や胃を通り、
腸で吸収されたあと肝臓を経て血液によって全身に運ばれます。
いっぽう点滴は、有効成分を血管に直接投与するため即効性があり、
その効果が高いと言われているようです。
残念ながら私はタカナが緑内障を発症したときに
緑内障のことも、
点滴治療の存在も全く知りませんでした。
私が早く緑内障に気づいて
この点滴治療を受けさせていたら
タカナの視力を守ってあげられたかもしれません。
ちなみにタカナが点滴治療を受けたのは
2度目の手術の後。
今年の3月のことです。
けっこう最近のことです。
眼圧のコントロールがうまくいかなかったときに
自分から先生に
点滴をして欲しいと申し出ました。
一時間ほどかけて点滴をすると
眼圧は42→19に
効果が出る子、そうでない子がいるそうですが
その即効性は(タカナの)身をもって体験しました。
緑内障のワンコをもつ飼い主さん。
とくに初期のワンコの飼い主さん。
救急処置として
点滴治療があるということを
頭の片隅に入れておいてください。
ちなみにタカナの場合は、
点滴治療から1週間後には
眼圧が再び上昇してしまいましたが
(たぶん初期の子に対してだと思うのですが)
点眼を続けながら
そのまま眼圧をコントロールできるケースもあるそうです。