緑内障に効く目薬のゴールデンコンビ
今朝はタカナの苦手な強風が吹いていたせいか
いつも寝ているリビングから
私のいる寝室に移動して寝ていました。
緑内障になってから
ビビリな性格に拍車がかかり、
とっても甘えん坊になったタカナです。
さて今日は緑内障治療のカナメとも言うべき
目薬について書きたいと思います
みなさんは
台所で洗いものをしていて
排水口の水が流れずにだんだん溜まってきたら
どうしますか?
排水口の流れをよくするか、
開いた蛇口をしめますよね?
緑内障の目薬もそれと同じなんです。
病院によって違ってくるとは思うのですが、
おそらく以下の2種類(もしくは同じような働き)以上の目薬を処方されるはずです。
排水口の流れをよくする:ラタノプロスト
たまった房水を排出させることによって眼圧を下げる目薬。水のようにサラッとしています。「キサラタン」もこれと同じ成分で、呼び方が違うだけのようです。
調べたところによると
犬用の緑内障治療の目薬というのはなく、
基本的には人間用を使っているようです。
ただ人間に比べて犬は涙の量が多く、
目薬が涙で洗い流されてしまうから
目薬の回数を増やす必要があるという記事をどこかで見ました。
ラタノプロストは1日3回が上限です(たぶん人間は1回ぐらいかと)。
蛇口をしめる:トルソプト
房水が作られるのを防ぐ目薬。房水ができるときに必要な“炭酸脱水酵素”の働きを阻害することで、作られる房水の量を減らすようです。こちらはドロリとしています。
トルソプトは1日3回で十分に効果があるようですが、
症状によっては1日5回まで増やしてもよいそうです。
この2種類が緑内障治療のゴールデンコンビと言われているそうです
タカナはこの2種類の目薬を1日3回ずつ使用しています。
症状の出ている右目には治療として
症状のそれほど強くない左目には予防として使っています。
緑内障発覚当時は上記に加え「チモプトール(別名:チアブート)」という目薬を使っていましたが
現在の病院に通院するようになって
先生にチモプトールはトルソプトと同じ働きだから
あまり意味がないと言われ
上記の2本のみにしぼりました。
飼い主も犬も目薬が少ないほうが
ラクですからね。
目薬の種類はほかにもいろいろあるようですし
犬によって合う・合わないなどの相性もあるようです。
また同じ目薬を使っているうちに効きめが弱くなってきて
ほかのものに変えるとよく効く場合もあるとか。
ただし目薬の種類は限りあるもの。
いくつかの目薬を試してみて
眼圧をコントロールできなくなったときは
手術にふみきる必要があるのかなと思っています。
眼圧が下がった理由
昨日は2週間ぶりの診察に行ってきました
眼圧は右目が33、左目が27。
前回の診察のときに右目は46あったので
ずいぶんと下がりました。
このくらいの数値なら強い痛みはないようです。
よかった
眼圧が先週よりも下がった理由は、
おそらく診察時間が遅かったこと。
いつもは9時の診察予約を
昨日は10時へと変更したからだと思います。
というのも
眼圧は1日のうちでも変動していて、
朝は高くなる傾向にあるというのを先生から聞いていて、
なるべく朝も遅め時間の眼圧(低いであろう時間の眼圧)が
どれくらいか知りたかったからです。
ちなみにタカナが通っている病院の診察は
午前中のみなので10時は遅めのほうなんです。
昨日眼圧を測ったときは
ちょうど朝の目薬が効きはじめて
午後に向けて落ち着いていく過程だったため
低かったのだと思います
朝に眼圧が下がるのは
朝は心身を活動させるための「交感神経」が優位になるからですかね
理由はよくわかりません。
眼圧が高くなる傾向にある朝は
タカナの目は確かにすごく濁っていて
目薬をすると
涙が出たのちに少しクリアになり
午後にはさらにクリアになります。
それとともに
眼圧でパンパンにふくらんでいた目も小さくなります。
ただし1年前はその差が歴然としていたのですが
最近は曖昧になってきた感じです
昨日の診察で眼圧が下がってはいたものの、
ここ最近の目の濁り具合から見て
朝にはおそらく痛みがありそうですし、
目薬をしたあとなどに痛いのか、
しみるのかわからないのですが
ときどき目をつぶっていることもあります。
やはり3回目の手術は必要のようです。
ということで5月初旬に手術の予約を入れてきました
3度目の正直ってことで、
今度こそよくなりますように
眼球を温存する緑内障の手術
桜も散って、新緑が美しい季節になってきましたね
お散歩も心地良く楽しい毎日ですが、
残念ながらタカナの眼圧はあまり芳しくありません
タカナの最新の眼圧は右が46、左が28です。
眼圧の正常値は15~25mmHgといわれているので、
右目はずいぶんと高いです。
左目は先日はじめて正常値をオーバーしてしまいました。
タカナは眼圧を測るときに暴れるので
眼圧計に衝撃が加わって高くなっただけかも、と
先生はおっしゃっていました。
左目はできること(予防)はやっているので、それを続けるしかありません。
さて今日はタカナが受けた緑内障の手術について書きたいと思います。
緑内障は片方の目に出ると、
もう片方にもかなり高い確率で出るらしく、
もし摘出した場合に「両方摘出するのはかわいそうだから」ということで
眼球を温存する方向で
以下の2つを組み合わせた手術を勧められ受けることになりました(右目のみ)。
その
レーザー照射
房水をつくりだす細胞(毛様体?)をレーザーで焼きます。
その
切開術
房水を排出させるために白目の部分を切開します。最初に先生に話しを伺ったときは、目を切るなんてと思いましたが、実際は白目の部分に針のようなもので小さな穴を開けるだけのようです。
以上の2つで眼圧を下げて
上がりにくい状態を作り、
それと同時に目薬で眼圧を低いままに保っていく方法です。
その後、眼圧が下がれば目薬も必要なくなります。
(ネットで調べると、手術の方法は動物病院によって様々のようです)
ただし、この手術にはデメリットが。
1のレーザー照射で房水を作る細胞を一気にぜんぶ焼いてしまうと、
目がしぼんでしまうため、やや控えめに焼く必要があるそう。
そのため、この手術は一般的に2回受ける必要があるのです。
さらに2の切開術は一時的な効果です。
確かタカナが手術を受けたときには
2週間後には眼圧が上がってきたような・・・
塞がりやすいタイプなのかも
そしてタカナはこの手術(2つで1セット)を昨年2回受けたのですが、
再び眼圧が上がってしまったため
近日中に3度目を受けることになりそうです。
たいていは2回で落ち着くらしいですが残念です。
眼球温存ではなく
眼球摘出にしておいたほうが、
目薬の必要もないし(朝昼晩それぞれ2本)
診察も受けなくていいし(眼圧測定は毎回大騒ぎなので)
犬も飼い主もラクだったのかもしれませんね。
ちょっと弱気にもなったりする日々ですが、
前に進むしかないですね。
タカナ、頑張ろうね