SSブログ

緑内障を振り返ってみて・・・2

昨日からの続きを書かせていただきます。

2013年5月下旬 当時7歳
2013_0524.JPG
右目の三度目の手術のあと
ようやく眼圧のコントロールに成功[exclamation]
ただし、依然として右目から涙[たらーっ(汗)]が出て
術後しばらくしてからも目を痛そうにしている様子。
先生に相談すると
「眼圧はコントロールできている。
あまり気にしないように」
と言われました。

2013年6月初旬 当時7歳
先生の言葉どおり
あまり気にしようにしていたのですが
やっぱり痛がっている様子。
当初、先生に相談したときには
「目ではないのでは? 精神的なものでは??」などと言われ
総合ビタミン剤を処方されました。

でもやっぱり気になって
自分なりにリサーチしていたところ
涙が出るのは
角膜炎の疑いがあることを知り先生に相談。
そうかもしれないということで
角膜の傷をチェックしてもらったのの
傷は確認できず。
とりあえず角膜炎の点眼「パピテイン」を使って治療を開始。

2013年6月初旬 当時7歳
2013_0609.JPG
パピテインの点眼の効果は感じられず
相変わらずの涙。
そして痛そうにしている様子。
ある日、目をのぞき込むと目が赤く、
下のほうに何かたまっているような印象でした。
病院に電話して症状を伝えたところ
「眼内出血」だと判明。
とりあえず、これ以上出血を起こさないために
目をぶつけないこと、
そして激しい運動を避けること。
とにかく安静にと言われました。
治るには数週間かかるとのことでした。

2013年7月下旬 当時7歳
2013_0724_ぶどう膜炎.JPG
眼内出血が良くなる気配なし[もうやだ~(悲しい顔)]
いろいろ調べたところ
眼内出血は「ぶどう膜炎」という病気のときに
生じることが判明。
先生にぶどう膜炎ではないかと確認したら
そうかもしれないということで
ぶどう膜炎の治療が始まりました。
ステロイドの点眼とステロイドの内服。

当時はそんなに赤いと思っていなかったタカナの目。
でもこうして振り返ってみると
ものすごく赤かったことが分かります[あせあせ(飛び散る汗)]

このぶどう膜炎はおそらく3度目の手術で
強めのレーザーをかけたことが原因かと。
私の個人的な推測ですが
術後涙が出ていたのは
すでにぶどう膜炎が生じていたからではないでしょうか。

手術のあとには
炎症を押さえるために
ステロイドの内服を2週間ほど飲みます。
おそらくそれが終わったから
抑えられつつあったぶどう膜炎が発症したのだと。

2013年8月〜11月 当時8歳
ステロイドの内服の効果があり
いったんぶどう膜炎が快方へ。

ただステロイドの内服の副作用で呼吸が荒くなって
見ていられなかったことや
皮下注射なら2週間ぶんを一度に摂取できるメリットを知り
注射に変更。

今思うとこれがよくなかったかも[ふらふら]

その結果、ぶどう膜炎を長引かせることに(術後からだと5ヶ月)。

眼球摘出にしておけば
タカナをこんなに苦しめないで済んだのに・・・
という後悔の気持ちでいっぱいでした。


2013年11月 当時8歳
2013_1110_ぶどう膜炎終息.JPG
ステロイドを注射から内服に戻して治療をスタートしたところ
みるみる赤みが減少。
ずっと悩まされていた涙も減ってきました。

ステロイドの長期内服が心配でしたが
先生に「一生飲み続けても心配ない量」だと言われ
念押しのために
もう少し続けることに。

2013年12月中旬 当時8歳
ぶどう膜炎終息[exclamation]
ステロイドの内服をやめても
もう炎症を起こすこともなく
ようやくぶどう膜炎が完治しました。

2014年8月 当時9歳
2014_0808_眼球ろう.JPG
ぶどう膜炎の完治とともに
涙が出ることもなくなったのですが、
目がだんだん小さくなっていきました。

今の右目の状態が「眼球ろう」という状態のようです。

ちなみにタカナの場合は
手術が3度になってしまったので
目が想定より小さくなってしまったのですが
本来ならもう少し大きな状態で
キープできたかもしれないみたいなことを言われました。

ただ私としてはタカナの目が小さくなっても
タカナが痛みから解放されたことが本当にうれしかったです。

犬が緑内障になり
眼圧がコントロールできなくなったときの外科治療の方法は
私の知っている限りでは3つです。

1:眼球摘出をして縫合する
2:眼球摘出をして義眼を入れる
3:眼球温存のために、レーザー照射などで房水を作る細胞を焼く 

どの方法が良いか。
私には未だその答えがわかりません。

義眼にしても
その後に炎症を起こすことがあるとも聞いたので
早く痛みから解放してあげられるのは
1の方法かもしれません。

それぞれのメリット・デメリットをよく理解したうえで
決めることが大切だと思います。

あとは獣医師さんだけに治療を任せないことも大切だと思います。
犬はしゃべれませんから
その代弁者である
飼い主が症状を事細かに伝える必要があります。
それが適切な診断、そして治療につながると思っています。

あとは疑問に思ったら自分で調べることも大切だと思います。

人間の病院のように
内科、消化器内科、眼科などと分かれていない動物病院では
獣医師さんはたくさんの症状を診なくてはなりません。

獣医師さんを信頼していないわけではありませんが
自分も治療に参加する気持ちで臨むことも
病気の早期完治につながるのではないかと感じています。

このブログが少しでもそのお役に立てば幸いです[ぴかぴか(新しい)]

なんだか最後みたいな文章になってしまいましたが
左目の緑内障予防に関して
これからもブログを書いていきますので
ぜひご訪問くださいね[るんるん]

nice!(2)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

nice! 2

コメント 8

とりこ

こんばんは。タカナちゃんブログすごく勉強になります。
うちは網膜剥離で失明、ぶどう膜炎になり、見えていないのなら全摘しましょうと言われました。うちは今のところ、痛みがなく?眼底出血のみなので、手術しない方法がないか調べてる時にここを知りました。色々薬の種類など参考にさせてもらっています。長い目での治療になりそうですね。またお邪魔します
by とりこ (2014-09-04 20:46) 

みぃにゃん

タカナちゃんほんとつらい治療にがんばってきたのですね。
緑内障・・・柴犬に多いと聞きます。うちも決して他人事ではないと痛感しています。
今後のために何度もじっくり読み返させてもらいます。プリントしておこうかな。
by みぃにゃん (2014-09-04 23:29) 

アヤチル

とりこさん、
ご訪問&コメントありがとうございます。
そして本ブログが参考になっているとのこと
本当に嬉しく思います!

ワンコの犬種は柴ですか?
網膜剥離は犬は確かなぜ起きるか不明のことが多い
というような記事を読んだことがあります。
きっと難しい病気だけに
大変だと思います。

今はぶどう膜炎にかかっているとのことですが
ステロイドは服用していて効果はどうですか?

タカナが服用していたのは
「プレドニゾロン」で
現状では一番体に負担が少なく
なおかつ効果のあるステロイド薬だと聞いています。

プレドニゾロン5mgを最初2錠飲ませたところ
呼吸が荒くなって
見ているのも辛かったですが
タカナの体重(当時9キロちょい)なら1錠でも効果はあるはずということになり
途中から1錠になりました。
それでも充分効果はありました。

ステロイドの注射は
一気に体内へ成分を送り込めるので(2週間ぶん)
毎日の内服の手間がないうえ
呼吸が荒くなるなどの副作用も少なかったので良いと思ったのですが
タカナには効きにくかったのか
もしくは効果が穏やかすぎた?のかなと思っています。

ぶどう膜炎は長期戦が強いられることが多いようです。
でもその子にあった治療法が見つかれば
きっと治る病気だと私は思っています。

よい治療法が見つかることを祈っています!


by アヤチル (2014-09-05 10:19) 

アヤチル

みぃにゃんさん、nice&コメント
ありがとうございます!

緑内障は本当に気付きにくく
やっかいな病気です。
タカナの目も発症した当時は濁っていなかったし
それほど大きくなかったので
ことの重大さに気付かずにいました。

なぜか発症当時の写真がなく・・・
それがあったらもっとわかりやすかったかなと思っています。

まだまだ緑内障のことを知らない飼い主さんはいっぱいいると思います。

みぃにゃんさんのまわりに
「最近、愛犬の目が何かおかしい」という飼い主さんがいらしたら
すぐに眼科専門医を受診するように勧めてください。



by アヤチル (2014-09-05 10:26) 

とりこ

アヤチルさん
お返事ありがとうです。

犬種はシーズー×プードルという目の病気にかかりやすい犬種です。
シーズーは網膜剥離になりやすいみたいです。

ステロイドを試して少し落ち着いて、すぐに減薬したら赤目出現。
初めての赤目には驚きました。
これが限界か…と思っていた時に、たかなちゃんの治療を見て、限界じゃないことを知りました♪(´ε` )

プレドニうちも一日一錠でさえ、慣れるまでは一秒間に三回くらいハァハァ…
目以外で死んでしまうんじゃないかと思う位でした。

まだまだ先が見えませんが、かわいい愛犬の為にがんばるぞ!


by とりこ (2014-09-05 21:35) 

アヤチル

とりこさん、

シーズー×プードルなんですね。
たしかにシーズーは目の病気が多いですよね。

ひとつ大事なことを書き忘れました!

過去のブログにも書いていますが
タカナのぶどう膜炎が長引いた原因の
もうひとつは
治療中にテーブルの脚にぶつけたことです。

遊んでいる途中に私の脚にぶつかったことも。

これがなかったら
もう少し早く治ったかもしれません。

なので、くれぐれも目のゴッツンだけには気をつけてくださいね。







by アヤチル (2014-09-06 00:12) 

とりこ

ゴッツン気をつけます。

片方の目が見えていれば…って聞きますが、やっぱり違いますよね。
うちはよく振り向きざまに壁によくぶつかります。
あと階段の段差が片目でわかりにくいのか、たまにずるっと落ちて顎をぶつけたりしています。
散歩中の草にも気をつけなきゃですね。
by とりこ (2014-09-10 15:34) 

アヤチル

タカナも振り向きざまにぶつけることあります。
同じですね!

あとは公園のベンチに座らせているときにも
気をつけてくださいね。
エッジがあるところでは気を抜けません。

それとタカナは
公園の木の根っこに
つまづきそうになったことも。

とくに冬場は夕方の散歩が暗い時間になりがちなので
可能なら明るいうちに済ませるのが良いんでしょうね。
by アヤチル (2014-09-11 11:52) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。