やっぱり「ぶどう膜炎」でした!
昨日はタカナの目の診察の日でした。
角膜炎が疑われていたタカナの右目は
「ぶどう膜炎」だと判明。
写真でも右目がやや赤っぽく
ぶどうの皮のような色になっているのがわかるかと思います。
「ぶどう膜炎」の治療では
ステロイドの点眼を使います。
もし角膜に傷があった場合にステロイドの目薬を使うと
傷の治りを遅らせるようなので
角膜に傷がついていないかを確認しました。
前回大きな傷がないことはわかっているので
小さな傷がないかとうかを確認する必要がありました。
附箋みたいなのを目に入れる検査は
タカナが暴れそうなので
目に傷があると色が変わる薬液を目薬のボトルに入れて
点眼するみたいにして行う検査を
ご提案いただき
なんとか成功
結果、角膜に傷はなし
前回の診察のときから
もともと傷なんてなかったのか、
それともパピテインという点眼をしていたおかげで傷がなくなったのか
今となっては不明です
でももともと「角膜炎」ではなく「ぶどう膜炎」だったのかもしれません。
ぶどう膜って何?って方も多いと思います。
虹彩、毛様体、脈絡膜のことを
「ぶどう膜」と呼び、
そこに炎症が起きることを「ぶどう膜炎」と言うようです。
詳しくは以下を参考に。
※参考文献:『くわしい犬の病気大図典』(誠文堂新光社)
タカナの右目に現れていた症状は
●羞明(目をつぶること)
●角膜混濁(目が濁ること)
●結膜充血(目の白い部分が赤くなる。タカナは少しでしたが)でした。
●眼内出血
角膜炎の症状と似ているかもしれませんが、
おそらく大きな違いは
「眼内出血」が起きているかどうかだと思います。
タカナの右目に眼内出血が起きたのは
もう1ヶ月前のこと。
「おそらくどこかに目をぶつけたんでしょう」と先生に言われて
まったく心あたりがありませんでしたが
留守番のときや眠っているときまで
タカナの行動を把握しているわけではないので
ぶつけたかどうか自信がなく
ぶけたんだろうと言われれば
そうだろうと思うしかなかったのです。
でも、これが間違いだったようです
どこにぶつけたわけでもないのに
愛犬の目に眼内出血が起きたら
「ぶどう膜炎」を疑ったほうが良いかもしれません。
前回の診察のときに
私が素人のぶんざいで「角膜炎かも」とかゴチャゴチャ言ってしまったのも良くなかったかも
というわけで
昨日からさっそく「ぶどう膜炎」の治療がスタートしました。
治療その1 目薬
「ステロップ」というステロイド系の目薬が処方されました。
1日3回の点眼となります。
昨日の診察まで使っていて、
おそらくタカナの効いていたであろう
手持ちのステロイド系の目薬「サンテゾーン」よりも
目の内側まで入っていて
炎症を抑える効果があるそうです。
乳白色のサラッとした液体は
まるで“水溶き片栗粉”のようです
治療その2 内服薬
4種類の内服薬が処方されました。
【写真右上】アドナ(止血剤):目の中の毛細血管を丈夫にして新たな出血を防ぐ薬。こちらは前から飲んでいるので継続です。
【写真左上】パセトシン(抗生物質):ネットで調べたら“細菌の細胞壁を破壊して、細菌を死滅させるはたらきのあるペニシリン系抗生物質のひとつ”という記述がありました。
【写真左下】プレドニゾロン(ステロイド):炎症を抑える薬
【写真右下】ウルソ100(利胆剤):ステロイド投与による肝臓などへの負担を和らげる働きがあるそうです。
なんと4種類も処方されたうえに
ステロイドが史上初の1回2錠(朝晩ではなく、夜に1回2錠でないとダメ)という恐ろしさ
体に負担のかかるステロイドの内服は
やや怖いですが
効果がある薬であることは間違いないし
正しい使い方ならとても良い薬であることも分かっているので
受け入れることにしました。
昨日から始めた点眼「ステロップ」と4種類の内服のせいでしょうか。
今日は目がとてもクリアで、
目をつぶことも少ないタカナです。
ついに痛みにサヨナラですかね
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